去年の12月(2018年)に別の業者さんが高圧洗浄したばかりなのに、詰まりが今月(2019年1月)発生してしまい、実質なお店の営業日数にすると10日と経たず詰まりが再発したので
ふざけるなっ!!と
お店の方がお冠で何とかしてくれと弊社に依頼が来ました。
基本弊社のスタイルは他社が投げ出したくなるような案件を泣きながら好んで現場入りするという複雑な愛憎模様の末に成立しています。
お店は地下1階にある店舗様で、この場合、自然に地上排水はしてくれず、一度ピット(汚水層)まで落とし込んだうえでポンプで汲み上げて公共下水に流しています。
見た感じピットまでの直線距離はせいぜい10mくらいで、余裕かな?とワイヤーを入れて作業を開始するのですが、ワイヤーが17m入っても詰まりは解消しない。30分くらいグリストラップ側から作業をしましたが、やはり改善しないので、ビル管の方もいっらっしゃって、トイレの方が直線だと思うとのことで、トイレ側からアプローチすることに。
最初にトイレ側からアプローチしなかったのは、点検口がなく、便器を脱着したくなかったからです。便器外すことはわけないのですが、面倒くさいのでできれば外したくはない。けども背に腹は代えられないので便器を外し、便器の排水口からワイヤー
さらに一時間くらいトーラー(ワイヤーを収納する機材)を回し続け、なんとか20mくらいワイヤーが入ったところで詰まりが抜けました。
漸く詰まりは抜けたけど、お店の方の疑問点もあり、「去年高圧洗浄した業者さんは本当に作業をしたのか」という問題です。まさかしていない事は流石にないと思うのですが、グリストラップから管内カメラを入れることになりました。
結果的には17mで排水管が縦に落ち込むあたりまで綺麗になっていました。ただ問題はその先にありました。
排水管はピット(汚水層)に向かって一度18m付近で下に落ちているのですが、その先が詰まっている。
逆に15mくらいきちんと高圧洗浄をしてしまったから、その先がつまるというまさに難航現場だったわけです。ただお店の方はこのまま直ぐ再発してもしかたないので、とことんやってくれというイケイケムードに。
しかしこれ大変だな。
そこで私ともう一人で現場にいたのですが、作戦会議。
これはピットから作業するしかないけど、ピットも深く梯子も必要で、送水も必要。今すぐできるようなレベルではないけども、もともと不手際的に言われた管理会社さんはどちらかというと何とかして欲しいという感じ・・・・・
幸いピット内は深く、広かったのですが、入り込みの排水管の位置は近かったので、いっそのこと排水管をつなげちゃおうか?という事になり、排水管を炙りうまい具合にたるみをつくり、ピット内の排水管にさせるようにしました。
上の写真のように、差し込んでピットに入らず高圧洗浄作業を開始。
油が結構残っていたので、時間がかかりました。エンジンを焚いていい場所かわからなかったので、圧力の弱い電気式を使用したためです。
全部油を取ってみて分かったことは、ここのピット側からの排水管は沈下しており、勾配不良が発生している。このためここに汚物が残り、油と融合して詰まりを頻繁に多発させるのですね。
そもそも去年の末に高圧洗浄した業者さんは綺麗に洗っており、このピット側5mくらいのところが距離が長すぎるために洗えず、またそこは勾配不良があり、油と汚物の融合物が3mくらい占めていたので、高圧洗浄をグリストラップからした際に、流れたあぶらがここでさらに滞留し詰まったわけです。また、グリストラップからは17mくらいワイヤーを入れても曲がりが多いため力を発揮せず、トイレ側だと20mくらいワイヤーが入り、詰まりが抜けたのでした。
時間は合計6時間以上かかる現場でしたが、勾配不良は工事をしないと直せないという点もありますが、排水管に異物が一切ない状態にしたので、お店の方にも喜んでいただき、管理会社さんの面目も守れて良かったです。
最初、詰まりがもしかしたら抜けないかもしれない?と頭をもたげていた前半は地獄のような苦痛なタイムでしたけども(笑)終わると、この仕事面白いなぁっていつも思うのですよね。
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