左足の脛が痛い。それは仕事で負傷したのではなく、歩いているとき段差に気付かず
態勢を崩し、脛を強打したのであった。
驚く程の痛みは、寒い路面の中でも私を暫くうずくまらせるには十分なダメージであった。
そんなときに電話が鳴った。それは管理会社さんからだった。「今から千葉に行けるか?」「居酒屋のトイレが全部詰まっている」
脛が痛いことは黙っていた。「いけます」とだけ答えた。やりきれない痛みはきっと仕事をすれば晴れるだろう。そして仕事が終わるころ左足も腫れるだろう。そんな韻が踏めるほどにはまだ大丈夫だったので現場に向かった。
現場に到着すると床にも水位が来てしまっている
防水が効いているからいいものの防水されていないと階下漏水は免れない。結構重症ではあるけどもこういう案件ばっかりさばいているので見慣れた風景でトーラー作業を行った(下の写真の赤丸はワイヤーです)
詰まりが発生した場合、何かと「高圧洗浄できますか?」と尋ねられることも多いですが基本的に詰まっている状態で高圧洗浄を行うのは下流側からで、ここから作業すれば詰まりが解消しなければ使用した水が全部上がってくる。
これはあくまで例ですが、排水管のつながりが上記のような場合、仮に下流側にマスがあってそこから高圧洗浄のノズルを入れられたとしても、トイレ側につまっている個所には高圧洗浄の洗管ホースの先端は思うように進まない。進みやすい厨房側にしか進まない。(逆に簡単につながっている場合もありますけどね)
まぁこの時点で下流側からのアクションはどちらかといえば、運に頼る作業になるので、合理的に下流側から作業を行います。
ワイヤーの手ごたえでおおよそ、便器側から4mくらい先で、1mくらいの間に汚物が滞留している感触でした。
真ん中の点線はワイヤーです。トーラーとはこのワイヤーを送り出す機械で、電動トーラーだと電気が勝手にワイヤーを回してくれます。汚物などのつまりはあまり堅いものではないので、ワイヤーはすり抜けていくけど、ワイヤーがすり抜けた隙間をまた、汚物がのっかり結局解消しないのですが、振動は確実に与えてくれるので、崩れやすい状態になります。
圧力の伝わりやすい任意の場所から、排水管を押してあげる。この際他の便器の排水口とかをふさいでおかないと圧が逃げたり、そこからあふれるので要注意なのです。
普通にトイレを流しても水位上昇は無いので作業終了です。
これ文章にすると長いですが、到着から解消まで、2人いるということもありますが10分程度です。詰まり抜きはアプローチする方法を間違えなければ、ホームセンターなどで売っている簡易な詰まり抜き道具でも解消することは多いです。要は詰まっている個所にどうアプローチするのが合理的かということなのだと思います。
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