深夜0時を過ぎていたと思うのですが、ファミレスさんからの依頼で、グリストラップが詰まっているので、厨房の排水が非常に流れが悪くなっているとのことで、急遽見に行きました。
確かに流れが悪いんだよなぁ。一次側の手洗い(グリストラップから先を二次側)の排水は微妙に流れないし
で、グリストラップの排出口の蓋を開けると、「汚なっ」とまぁ声には出さないですけどね。汚れ具合から見れば水位は上昇していないものの詰まっているのかな?と。排水口の頭を取り、ワイヤーを入れる。
頭を取ったらゆっくり流れだしたので・・これもしかすると、深夜非常に難航するパターンなんじゃないのぉ?とか思いながら
排水が完全に詰まっている現場で、とりあえず詰まりを抜いてくれと言われることと、なんか流れが悪くて徐々に水位が上がってくるのを改善してほしい・・・という話は別物で、つまり抜くより流れを改善するほうが骨が折れるのです。
排水管がどこかで補足なるほど異物がたまっているので、ワイヤーだけでは解決せず、高圧洗浄作業なども必要になることもあるので、その際問題点をカメラで確認したりすることもあります。
誤解しているお客様も多いのですが、完全に詰まっている状態でとりあえず詰まりを抜くことと、詰まりかけているけどまだ詰まっていない状態を直すことでは、後者の方が圧倒的にコストがかかります。まだ詰まっていないから費用がそれほどでもないと思われると大間違いですね。排水量が負けているポイントをつぶさないといけないで。まぁだいたいは高圧洗浄すれば改善しますが、排水量が負けている状況なので10中9割は、上流側から高圧洗浄をすれば詰まります。作業中に詰まるのは覚悟の上なのですが、その際高圧洗浄で使った水はどうするの?と言えば。溢れちゃいますよね?ということになります。
やっかい。
だけど本現場は排水量もなにも、負けてなくね?と思い、グリストラップの流入口を調べると
グリストラップへの排水の流入口に問題がありました。相当グリストラップが汚いから詰まっているのかな?と思いましたが、大手ファミレスさんなのでグリストラップの定期清掃はしているので、グリストラップのトラップカゴを外すと原因判明。
設計ミスですね。
トラップカゴが排出口の方にスライドしてしまうと、水の通り道が極端に減り、1次側の排水量に勝てなくなるのですね。なんらかの理由で手前側にあったトラップカゴが排出口側にスライドしていました。手前に戻せば直るのですが、戻せば直るというか・・・スライドしちゃダメでしょうという。まぁべったりくっついていたとしても排水量に勝ててれば問題ないのですけどね。
原因はシンプルで、解決もお店のスタッフの方が今後、スライドを戻せば直ぐ解決します。
ただ料理つくりながら余計な神経をスタッフの方も使うので、根本的に解決するかどうかは後日お店様のご判断に委ねました。これ抜本的に直すとコストものすごくかかりますからね。
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